ベルが鳴った。目の前が真っ暗になった。まんまの意味だ。暗闇。何にも見えない。
じっと身構えていたら、すぅーっと今度は目の前に顔が現れた。白い顔。いかにも幽霊といった感じの無表情でこっちを見て、おもむろに口を開いた。
「またお会いしましたね」
はて。まったく覚えがない。よくよく見れば整った美しい顔立ちだ。だからだろうか、覚えてないのは。黙って考えているうちに、その顔はふっと消えてしまった。
再び闇に取り残される。こまった。その場へ座りこみ、さっきの白い顔を思い浮かべてみる。あれは誰だったのだろう。
するとだ。闇に浮かべたその顔が、ほのかに灯りとなって周囲を照らしだした。ぼんやりと手前にドアが見える。よし、と直行でノブを掴んだ。回る。思いきり引いた。
目がくらむ。ドアの向こうは白い部屋。真ん中にベッドが、その上には全裸の女が横たわっている。その顔は、さっきの顔だ。女だったのか。眠っているようだ。
またもベルが鳴り、真っ暗になった。ただ女の残像のみ、うっすらと光っている。残像はゆっくり起き上がり、こっちを見た。整ってはいるがよくある顔だ。それが今度はにっこりと笑った。
「はじめまして」
じっと身構えていたら、すぅーっと今度は目の前に顔が現れた。白い顔。いかにも幽霊といった感じの無表情でこっちを見て、おもむろに口を開いた。
「またお会いしましたね」
はて。まったく覚えがない。よくよく見れば整った美しい顔立ちだ。だからだろうか、覚えてないのは。黙って考えているうちに、その顔はふっと消えてしまった。
再び闇に取り残される。こまった。その場へ座りこみ、さっきの白い顔を思い浮かべてみる。あれは誰だったのだろう。
するとだ。闇に浮かべたその顔が、ほのかに灯りとなって周囲を照らしだした。ぼんやりと手前にドアが見える。よし、と直行でノブを掴んだ。回る。思いきり引いた。
目がくらむ。ドアの向こうは白い部屋。真ん中にベッドが、その上には全裸の女が横たわっている。その顔は、さっきの顔だ。女だったのか。眠っているようだ。
またもベルが鳴り、真っ暗になった。ただ女の残像のみ、うっすらと光っている。残像はゆっくり起き上がり、こっちを見た。整ってはいるがよくある顔だ。それが今度はにっこりと笑った。
「はじめまして」
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